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化城喩品 これは一応の解説です。

この『化城の喩』結構難関ですから注意しながら書きます。

衆生の御利益的かつ功利的信仰を永久の真理を追究する大きな信仰に導こうとの釈尊の願いを表現するものですから簡単に解説出来たら怖いものです。
概ねの意味解釈は長く続きます。大体は次のようなものです。

「例えば多くの人々が記憶力も強くて知識あるリーダー(勿論、釈尊の意)に連れられて部隊を組み遠い遠い異国にまで珍しい宝を追求して出かけたとしましょう。然しながら途中の路は険しく水も草も木も無く毒獣もいる恐ろしい旅の路である。出発した数日後から隊員の殆どが疲れや不安でクタクタになり愚痴をこぼし始めます。『先生、もうこんな苦しい旅は嫌です。早く国に帰りましょう』
すると釈尊は『何故そんなつまらぬ考えを起こすのか。此処で帰れば目前にある素晴らしい宝を自ら捨てるようなものだ』そこで釈尊は方便の神通力で見るも美しく立派な『幻の城』を作り申します。
『さて皆さん全く怖がる必要はありませんよ。あの城に入って好き放題しなさい』みんな大喜びして城内に入り休憩して元気も取り戻す。みんなこの城こそが目的地であると思い込んでしまいます。
釈尊は、その様子を御覧になり一同に告げます。『皆さん、重い腰上げて進みましょう。この城は幻の城に過ぎないのです。私はあなた方がくたびれて、国に帰りたがってるのを見て方便でこの城を作ったまでの事です。本当の宝のある場所はすぐ近くです。全員、元気出して宝のある場所まで、さて前進しましょう』と告げられました。」 ルリピーも疲れるし忙しいので続きは暇な時間に書きます。尚『化城喩品』の中にこそ『普回向文』=『願わくはこの功徳をもって普く一切に及ぼし、我等と衆生と皆ともに仏道を成ぜんことを』が含まれ書かれております。


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法座主のお姉さん

あの外道どもに崇高な意味も分かりません。
by 法座主のお姉さん (2007-03-05 15:48) 

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